前回から間が空きましたが、『ジャガイモのきた道』を読みました。前回紹介した『ジャガイモの世界史』との違いは、今回の本は農学・民族学的視点によっているところでしょうか。専門的な内容もちょくちょくありますが、読み物としてけっこう面白いと思います。

 あらためてジャガイモすげぇ。

 本の細かい内容については、ぜひとも書店で見比べてみていただきたいところなので内容については細かく触れませんが、自分で書店で見比べて、一つだけ思ったことがありました。それは、本についた帯です。『ジャガイモのきた道』の方は、割と定番の、いつもの岩波新書の帯という感じでした。『ジャガイモの世界史』の方は、一見普通の帯なんですが、背表紙の部分に目をやって笑撃を受けました。

 そこには、『食い改めよ』

と書いてあったのです。

 マーケティング的には『世界史』の方の完勝じゃないかと思いました。

ジャガイモのきた道―文明・飢饉・戦争 (岩波新書)

ジャガイモのきた道―文明・飢饉・戦争 (岩波新書)

ジャガイモの世界史―歴史を動かした「貧者のパン」 (中公新書)

ジャガイモの世界史―歴史を動かした「貧者のパン」 (中公新書)