■
テレ東の金曜時代劇が面白い。新鋭の時代劇作家、佐伯泰英の小説のが原作だそうです。
- 作者: 佐伯泰英
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2007/06/12
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
金曜時代劇と言うとだいぶ前のNHKの金曜時代劇を思い出します。「腕に覚えあり」とか「十時半睡事件帖」とか「とおりゃんせ〜深川人情澪通りナントカ(詳細忘れ)」とか、アクションから人情モノまで、名作と呼べる時代小説のクオリティの高い映像化が多くて印象的だったものです。今の土曜時代劇(笑)はイケメン(笑)が出てきてテメーラゼッタイユルサネー(爆)とか叫ぶだけの残念な番組になってしまっているorzそんな番組15分枠でやってくれよ。
それを言い出すと西田敏行の吉宗とか竹中直人の秀吉あたりをピークに大河ドラマも残念な方向へ向かいつつあるように思います。中でも北条時宗とか義経あたりが衝撃的な駄作だったような覚えがあります…篤姫は近年の中ではわりと面白い方だと思いますが、来年のはシナリオが朝ドラ「どんど晴れ」のシナリオ書きだというのを見て、フェミ臭漂う大河ドラマの予感がひしひしと感じられて早くも絶望しそうな気分です。
さて、脱線した話を戻して。テレ東金曜時代劇の役者の人のインタビュー記事が新聞にのってたんですが、実際に武道をやった人で、時代劇のありように対しても危機感を持っているといいます。この人演じる主人公の魅力がすごいです。映像を見ると、立ち居振る舞いが実際に侍を思わせる上に、殺陣の動きも洗練されているように感じます。こういう、強さとかなんとかの前に、忠義とか武士道とかそんな感じのものを感じさせる漢というのを最近見なかった気がします。というわけでこのページ見た人は来週はテレ東系の金曜時代劇を見ましょう。