NFL
ボルティモア・レイブンズ20−17ピッツバーグ・スティーラーズ

 ケガにより攻撃の要・QBロスリスバーガーを欠き、ディフェンスでもポラマルを欠くスティーラーズ。3Qまでで14−10と負け越す。しかし4Q、スティーラーズQBディクソンが、QBランプレイで自分でエンドゾーンへ運んでタッチダウン。14−17と勝ち越す。しかしフィールドゴールで同点に追いついたレイブンズはさらに猛追し、残り10秒からのプレイでフィールドゴールを目指す・・・が、58ヤードのFGはど真ん中に飛んだものの飛距離が足りず、試合はオーバータイムへ。OTのプレイではディクソンが若さを露呈し、レイブンズディフェンスの思惑通りと言うようなインターセプトから一気に運ばれる。レイブンズのキッカー・カーディフは、4QのFGミスをOTの決勝FGでカバーした。

 レイブンズは勝ち星でもスティーラーズに並んだが、中核となる選手を欠くスティーラーズ相手にOTまでもつれ込む好試合をしたという結果は手放しで喜べるものではないだろう。一方スティーラーズは、プレイオフに向けたワイルドカード争いで今後負けられない試合ばかりが続くことになる。ケガ人の早期復帰がファンの切望するところになりそうだ。