学校のある建物のトイレに、「手洗いは15秒間」という張り紙がされた。インフル流行の対策であろう。

 だがしかし。そのトイレの手洗い場はセンサー式の蛇口になっているのだが、水圧が低い上に、手を奥まで突っ込んでいても1秒とたたないうちに水が止まるようになっている。コスト削減だかなんだか知らないが、一つや二つが故障しているのではなく、その建物全体で同様の設定がされている。


 これでどうやって15秒も手を洗えというのか。


 手を20回くらい突っ込みなおせばいいのか?



 教養の学務は仕事しねぇことで知られているが、これはあまりにもひどい自己矛盾だと思った。あちこちにプッシュ式の消毒液を置いている上に蛇口は上のザマである。そんな張り紙など最初からしなければよろしい。その労力をもっと意味のあることに回して欲しい。