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「空気に色がつけられないのはなぜ?」
ときく子供に、なんと答えたものでしょう。
- 作者: 山田博
- 出版社/メーカー: 黎明書房
- 発売日: 1991/01
- メディア: 単行本
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こんなのはどうでしょう。
あなたは今、ブラジルのサンパウロにいます。棒1本と、軽くて細い糸、おもり2個の他に、時計と、1mm単位で50kmまで測ることのできる計測器具を持っています。地球の半径の近似値を求めなさい。
(史実ではアスワンですが、アスワンはちょっとずれます)
こたえは続きに。
ブラジルのサンパウロは南回帰線上にあるので、冬至の日の正午に太陽光が垂直になる。冬至でない日に、太陽の北中時に方角を確かめ、南か北に50km移動した地点Aを定める。地球の中心を中心としてサンパウロからA地点への偏角をθとする。その地点で棒を斜めに立て、おもり2個を間隔xで一本の糸につないで吊るし、一個が地面に接するようにする。このとき作られる影の間隔をyとする。A−地球の中心−サンパウロと、おもりの間の糸、影の作る三角形は相似であるので、求める地球の半径は、
(x/y)×50(km)ということになるでしょう。