モスク計画地元反発:石川(読売新聞)

 日本人の宗教的狭量さがにじみ出る。キリスト教徒にもテロを起こす奴はいるし、イスラム教徒のテロもキリスト教徒のテロも、それらの教義に従って行われるわけではない。モスクの建設を阻止することで石川でテロが発生する可能性を減じる効果というのが期待できるわけではない。「反対する一番の理由は、イスラム教に絡んでテロが起きている中、いろんなことが想定されるから」と強調するが、実際はただの排外、「よくわからないものは排除しておきたい」という単純な差別でしかないのだろうと思う。

 改めて、日本人は人に多様性を認めていないのだという残念な事実が見える。


 おまけ…この記事の最大のジョークは、町会の一方、町会側は「穏便に引き下がってほしい」としておりという一節だと思う。これはどういうことかというと、穏便に話を進めたい、とかでなく、「引き下がる」ことが最初から彼らの中では前提になっているのだろうと思われる…ということ。すなわち、町会が考えているイスラム教徒側の選択肢は、[穏便に引き下がる][過激に争って追い出される]の二択なんじゃないかなーと漠然と思った。