55年体制
主に使用の教科書より。
試験での論述用の骨。教員が具体的名詞を好む人だから肉付けにはもうちょい入れるべきか・・・暗記すんの苦手なんだがな・・・
そしてむしろこの量を1時間とかで書ききれるのか怪しく思えてきたぞ・・・
●成立の背景
・冷戦構造の成立を背景に、米による西側体制への組入れ
→「逆コース」
→対抗するため、55年10月に分裂していた左右社会党再統一
・占領政策の転換による財界の復興
・経済4団体の成立
→保守合同要求
⇒55年11月、保守合同による自由民主党成立
⇒国内体制の再編が行われ、高度成長を可能とするような安定的秩序が形成された
●構造
・自民党の圧倒的優位/1と2分の1政党体制による過半数維持→長期安定政権
・自民党の優位の下での政策形成過程の掌握
政府・自民党+経済4団体(財界)+高級官僚 の3者による
→各種利益集団の系列化・支持調達システムの確立
⇒日本型圧力政治の展開・野党勢力の政策形成からの排除
・安保体制下の安上がりの防衛に支えられた経済的繁栄追求「保守本流」
●問題
・政策形成過程を掌握する3者の癒着
↑利益集団による自民党への影響力の行使
↑受け皿となっている派閥・族議員 *「政策変更に対する拒否権」の存在
⇒政策の硬直化
→財政赤字の累積
●移行〜崩壊
・経済成長促進路線による大企業への優遇税制
・公共投資の拡大
・70年代からの社会福祉支出増大
・第一次石油ショックによる経済減速
→66年〜建設国債発行の常態化
→75年〜赤字国債発行常態化
⇒財政危機
・財政再建の模索
→中曽根政権下の政策
・「新保守主義」ナショナリズム的支持調達
・「新自由主義」小さな政府・増税なき財政再建「ゼロ・マイナスシーリング」
・「行政改革」
→「利益政治」からの脱却の模索
・88年消費税導入
・90年バブル崩壊
・リクルート事件
・佐川急便事件
⇒政治改革挫折
⇒財政再建挫折
⇒自民党支持の致命的低下