NFL PLAYOFF ワイルドカード終了

NFL PLAYOFF

アリゾナ・カーディナルス 51−45 グリーンベイ・パッカーズ(OT)

 針の穴を通すようなパスを出すベテランQB(NFL2番目の年長38歳)カート・ワーナーを擁するカーディナルスと、大胆なプレーと本人のスピードを活かせる「鉄人ファーヴの弟子」若きQBアーロン・ロジャースのパッカーズ。パスオフェンスに定評のある両チームの対戦となった。

 プレーオフ初先発となったロジャースは緊張からか、1Qの立ち上がりでつまづく。最初の攻撃をインターセプトされ、次のシリーズではファンブルロストからターンオーバーを喫する。ロジャースはその後もレシーバーとうまく噛みあわず、得点できずに1Qを終える。一方カーディナルスはレシーバー三本柱のうちボルディンを欠きながらもフィッツジェラルド、ブレストン、ドゥーセットへ投げ分けて攻撃。1Q終了時点で17−0とカーディナルス大きくリードした。
 しかし2Q以降立て直したパッカーズは、キックオフのスペシャルプレーや4thダウンギャンブルを成功させてじりじりと差を埋め、4Qでついに同点に追いつく。その後お互いに1TDを加えて残り時間1分50秒としてカーディナルス最後の攻撃、25ヤードあまりのFGを失敗。勝負はオーバータイムへともつれ込んだ。OT最初の攻撃権を得たパッカーズだったが、ロジャースはサックを受けてファンブルロスト。結局ファンブルリカバーをそのままエンドゾーンへ運ばれてカーディナルスの勝利で試合は終了した。

 両チームの長所を存分に発揮したいい試合だったと思います。次週はいよいよベスト4の決まるディビジョナル戦。カーディナルスは今シーズン開幕13連勝という勢いを持つセインツとの戦いが待っている。