HE IS THE HERO
NFL2009 WEEK8
グリーンベイ・パッカーズ26−38ミネソタ・ヴァイキングス
一昨日録画しておいたものをやっと見る。
鉄人QBブレット・ファーヴを擁するヴァイキングスと、ファーヴの古巣パッカーズ。パッカーズ本拠地に乗り込むファーヴに、満員の観衆はブーイングの嵐。苦笑いするファーヴだが、嬉しそうにも見えた。
前半、開幕の攻撃はパッカーズQBロジャースのパスがなかなか通らずフィールドゴール一本に終わる。ヴァイキングスは的を絞らせないファーヴの巧みなパスで主導権を握り、ルーキーのハーヴィンによるリターンタッチダウンなどもあって24−10と大きくリードして終わる。鉄人ファーヴが弟子のロジャースを完全に凌駕し、試合はもはや決したかに思われた。
しかし後半、パッカーズはヴァイキングスのファンブルからのプレイでペースを取り返し、24−20と一気に追い上げる。ロジャースも早く短いパスを連続で決め、3Qまでで獲得ヤードでファーヴを逆転した。しかしそれでもうろたえなかったのはやはりベテランの格の違いか、とても通りそうにないようなパスを決めて一試合4TDパス(NFLタイ記録)をあげる。結局点差は埋まらず、QB対決も獲得ヤードでは負けながらも成功率やTD数でファーヴが大きくリードした。
試合後のインタビューで「特別な試合だった」と語ったファーヴ。試合もこれまでのシーズン中屈指の名試合だったのではないだろうか。