NFL 2nd week
ミネソタ・ヴァイキングス27−13デトロイト・ライオンズ
 引退表明を撤回してヴァイキングスでプレイする鉄人ブレット・ファーヴ(39)の活躍が大きかったヴァイキングスの勝利。両チームの獲得ヤード数が全く同じであったにもかかわらずこの点差が開いたのは、タッチダウンにつながるパスの数と、サック・インターセプト回数の差だった。
 クオーターバックにベテラン、というか伝説レベルの鉄人を擁するヴァイキングスとルーキーを使うライオンズ。前半に0−10とリードされたヴァイキングスに余裕が見られたのも、戦う前から結果が見えていたからであったかもしれない。野球などよりもはるかにハードなこのスポーツで、もうすぐ40歳というファーヴの活躍には脱帽せざるを得ない。
 ライオンズは昨シーズンの16戦全敗を含めて19連敗。QBに新人を使わざるを得ない状況を見るとまだ負けは続くのかもしれない。不況と自動車業界危機で斜陽のデトロイトという都市を象徴してしまっているようでもある。