MIAU

 「ネットの声を政策に」――MIAUが衆院選プロジェクト(ITmedia)

 MIAUってなんぞや?って人もいるかもしれませんが、きっとhatenaキーワードで見れると思うので省略。小寺信良津田大介の二氏のオピニオンは相互補完的にネットや著作権を理解する上でオススメできるものなのでぜひ一読を。

 MIAU:インターネットユーザー協会(http://miau.jp/)が、MIAU総選挙プロジェクトを開始。

 ・情報通信政策における個別領域に関するアンケート
 ・政見放送の録画・YouTubeへの公開(選挙後)

 を行い、ネットユーザーの声を政策に反映させることと、いつでも見れる公約・政策表明のストックをネット上に置くことで公約違反の実態を市民にわかりやすくすることを狙う。


 これまでの活動と大きく違って、重要に思えるのは後者。MIAUのこれまでの活動が「ただものを言う」というものであったことが、ダウンロード違法化法案や文化庁での著作権関連議論、薬事法改正などにおける失敗(といっていいでしょう)の原因であったと思われる。ただものを言うだけでは議員も官僚も動かないことは確定的に明らか。この政見放送録画・公開は、政治家の票集めのための言い逃げを許さないシステムとして、インターネット利用に関わる事だけでなく、政策全般に関わる問題としてMIAUの活動にこれまで縁の無かった多くの人を巻き込むことになる。今後の活動にとってもこの点で大きな意味があるだろう。