本日も本の紹介。今日は毛色が違います。

国家の崩壊―新リベラル帝国主義と世界秩序

国家の崩壊―新リベラル帝国主義と世界秩序

 著者は英国人で、EU理事会の対外・政治軍事問題担当事務局長。秋ごろに新聞にこの人の話が掲載され、そこでこの本も紹介されていました。記事を読んでその本を読もうと思って年末に購入。センター対策ですっかり紙の束に埋もれていたのを発掘して読む。
 「ポスト近代国家」をキーワードに、EUや日本の例をあげ、典型的近代国家として単独行動主義をとる米国や、前近代的要素を持つプレ近代国家との関係を考える。読んでると脳みそが疲れますが、興味深い本だと思います。