給付金迷走。

 地域振興券のときもそうだったけど、今回の給付金も、市場に金を回すとはいえ実際に消費される金と比べてずいぶん大きな金がかかることでしょう。所得制限をするにせよしないにせよ、市町村は年末の忙しい時期に余計な仕事が振って湧くわけです。市では今でも忙しい時期は派遣労働者(短期ならいわゆる「日雇い派遣」になるわけです)を増員して仕事に当たっているところが多くあります。もちろん今回も増員しなくてはやっていけないでしょう。
 給付を市町村に丸投げして、所得制限をつけるかどうかを各自治体が選択することが地方自治?冗談もほどほどにしてもらいたいものです。国が出す給付金も、地方自治体が負担する費用も、いずれも未来への負債となることでしょう。どの程度の経済効果を見込んでいるのか知りませんが、市場への直接介入と給付金、それの生む未来への負債をいかな天秤にかけているのかを含めて知りたいものです。

 ひとつだけ言いたいのは、本当に公明党はろくなことを考えん、まさに国会の癌だってことだ。