日本が組むべき相手は東アジアではなく、環太平洋諸国全体だと思う。日本は地政学で言う大陸隣接島というやつであり、隣接する大陸国家だけでなく大洋の向こう側との関係が大切。現在の日米関係についてはちょっと考える余地があるにせよ、太平洋を巻いて中南米オセアニア・東南アジアの環太平洋連合を目指すのはどうだろう。FTAなどの枠組みは実際ASEANNIEs相手を中心に進んでいて、これは結構なこと。EU型の狭い、完全な統合をまねてもEUを超えることは難しい。国家間の格差も東欧と西欧の差など比べ物にならないほど大きく、宗教や文化の差もきわめて大きい。また、英連邦のような垂直統合の国家集団を目指すのもこれまた一極支配となって持続的なものにはなりにくい。
 目指すべきところは、FTAEPAによる個別連携の集合体である、緩い経済的連合ではなかろうかと。ルールを守れるのならば中韓朝も参加したらいいでしょう。略称つけるならなんだろう。PU?…なんかかっこ悪いかもしれないww


関連するどうでもいい話。

 数年前に「アジアでEUに対抗してAUを云々」と言っていた市民団体(笑)をテレビで見たんですが、それはあまりにアフリカ諸国に失礼だと思った。参考:AU

「中国、韓国、北朝鮮、そしてロシアとともにEU(欧州連合)のような国づくりを描かなければならない」(野中広務)(毎日)

こいつと紅の傭兵は、いつか命日のたびに祝杯を挙げてやる。そういえばこの前紅の傭兵引退したっけな。