「顔の見える危険」についてはここらへんでも触れたのでもうあんまり書きませんが…

 ネットには実際に罵詈雑言の類も多いです。それでも、最後の良心が残る場所でもあると思います。硫化水素自殺の方法を広めたり、それを煽るような環境もネットにありました。それでも、自殺板は、自殺志願者を思いとどまらせる最後の場所でもあるのです。

 ネットで書き込まれることによって起こるいじめや喧嘩もあるでしょう。しかしそれも、もともと本人たちの間に存在した問題です。


 『ネットも現実』という、たまに見受けられる書き込みはまさに真実なのでしょう。


 忘れてはいけないのは、ネットには壁に耳どころかあらゆるところが目と耳だらけということ。HNひとつあるだけでも人海戦術でブログやらmixiやらたちどころに突き止められます。警察はログの提出を求めることがあり、それによって誰が書いたのかは調べられます。どこぞの一神教の聖職者たちのように、懺悔をカーテンの向こうで聞いてくれるわけではないのです。